亡くなっても存在する命という真実を感じて

NHK Eテレ「こころの時代 <禅僧ティク・ナット・ハン>」

第1回 「怒りの炎を抱きしめる」
2017年6月25日(日)午前5〜6時
再放送 7月1日(土) 午後1〜2時

第2回 「ひとりひとりがブッダとなる」
2017年7月2日(日)午前5〜6時
再放送 7月8日(土) 午後1〜2時

で 観た。

そもそも テイク・ナット・ハン師の事も知らなかったのだが

彼の経験、活動、功績は本当に波乱に満ちそして素晴らしいものである。

ベトナム出身で僧侶をしていたのだが ベトナム戦争下で仏教徒を弾圧され フランスに亡命。

その後 全世界から講和を頼まれ 超大手IT企業のgoogle社でも話しているから驚いた。

第1回は、紛争や対立、差別などの「怒り」をどう変容させたらいいのか、波乱に富んだ人生からひもとく。真髄はブッダの教えに基づく「マインドフルネス(今ここに存在する自分に気づく)」。自と他の区別をなくすことで、怒りを静め、社会を変えることができると説く。原点は、ベトナム戦争。教えを受けた高僧の焼身や弟子の殺害に苦悩し、暴力で対抗せずに慈悲の境地に至る。そして、キング牧師と共鳴、国際社会を変革していく。

第2回は
競争社会の中で、見失いがちな幸せや命への感謝。そこで、「マインドフルネス(今ここにいる自分に気づく)」により、立ち止まり、苦しみをも含め、自分を受け入れる。ひとりひとりがブッダとなり目覚めていくことの大切さを説く。そして、大切な人を失った現実をどう受け入れたらいいか、語る。「no birth,no death(すべての命は死ぬことなく、姿を変えて生き続ける)」。生死を超えた慈しみの世界を見つめる。

(公式ホームページより抜粋)

2回での
命は無くならい、形を変えて存在する。

ハン師自身も母の死の事で悩み、気づいた事を本にしたり話されて誰もが共感を生んでいる。

僕事も 父、母、兄 を亡くし、自分の子供の頃を知る人たちがはもうこの世には居ない。

しかし

なぜか
寂しいとは思わないし、いつでも交信できるような気がする。

ただこちらから両親、ご先祖様に伝えたいのは、「こちらでは日々頑張っているので心配しないで、どうぞ安寧の地で幸せお過ごしされてください」

と 祈るのみです。

この番組 2015年の放送のようですが、最近になりかなり反響を得て
再々放送になっているようです。

人間関係や家族の死なので苦しまれている方々には

是非 オンデマンドででも 観ていただきたい番組である。

 

生けるブッダ、生けるキリスト 〈新版〉

新品価格
¥2,268から
(2017/9/1 15:36時点)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事