少し前の本である。

女ひとりで親を看取る

山口美江さん覚えているだろうか?

タレントでは有名であるが父親がアルツハイマーで一人娘の美江さんが独りで介護して

父を見送り

そして若くしてその人生の終止符をうった なんといえない人生の持ち主である。

そんな介護日記のような本がある

本の中で 「彼女は40代で親の介護をするなんて想像もできなかった」

「ひとつ屋根の下に、相談する家族が誰もいない中での介護。それは親の最期までをも自分で決断しなければならないという事

あとがきで  その文章が とても記憶に残る。

なんか自分(僕)にかぶる 人の命の判断が自分にあるという現実は、本当に重い

彼女は この本のタイトルで

『女ひとりで看取る』のに抵抗があったようだ。

それは 決して一人ではなく、伯父であったり従妹であったり 病院のスタッフ、先生、仕事関係他沢山の人に助けられ癒されたらしい。

みんなに助けられた気持ち。よく理解できる。

ただ

出版社側から

「このタイトルで勇気をもらえる女性読者がたくさんいるはず」

で説得されたらしい。。

おそらく

今このようにしている間も

介護を独りで悩んでいる方も多いだろう。。。

美江さんが最期にマスコミの前で介護の話をしたのはおそらく、そのような人たちを少しでも癒したいという気持ちからであろう。

まさか本を出版して 4年後に本人が亡くなるなんて この時は誰も想像ができない。

まさに終活が父親の介護・看護であることは 運命としか言いようがない。

今頃は 天国で お父様 早くにして亡くなったお母様 美江さんの3人仲良くしている事でしょう

ご冥福を心より祈念申し上げます。

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