今日はお薦めの本として 直接介護や人間学というより、死の事に触れる本を紹介する

『恐山』死者のいる場所
南 直哉著

恐山

皆様は恐山行かれたことあるでしょうか?

僕は残念ながらまだ行ってません。

でも興味あるのはなぜでしょう?

現在パワースポットとして注目されているらしいのですが

実際にはパワーレススポットと

著者であり 恐山副住職の 南直哉氏は こう記載している。

内容は 僕も知らなかったが お寺とイタコさんとは全く関係ない存在であった

現在
仏教界での霊の定義は

「いると思う人はいる。 いないと思う人にはいない」

少し乱暴な言い方だとそのように決めたらしいのだ。

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しかし

本の中で著者は ここ(恐山)に来る人にその話はできない

なぜなら 死者に会いに来ている人達には 仏教界の話はつじつまが合わない。

いうならば

皆死者に会いに来ているのだ。

本の中で印象的なのは

 

生者 から欠落したもの

死者から生者に与えられるもの、それは生者にとって決定的にかけているもの。

それは 死 ということ。

死者という媒介にして生きている人間に
欠落を気づかせてくれるのが 恐山です

こう記載されている。

他には

エピソードとしては

イタコに 遺産相続の件を相談しに来ているひとが意外に多いという事も現実らしい。。。

僕も父を亡くし 一年になろうとしている。

正直悲しいとは思わない、なぜなら すぐ近くにいるように感じるし、

生きている間に思い残すこと無いよう 神様から 最期の時間を頂いたから。。。

恐山に行って 父を口寄せるつもりはないが

一度は行ってみたい霊場である。。。

 

皆様の中で介護で苦しまれている方もいるでしょう。

思うような介護が出来ず反省している方もいるでしょう。

介護の先には死があり

死というものを再認識する。

そんな 頭の体操の一冊です。。。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

コメント一覧
  1. 一周忌になるのですね。思い出の中にも…悲しいとは思われないとありましたが…一言では言い表せないことがあるのではとお察し申し上げます。

    恐山、勿論行ったことはないです。ただ、イタコの存在は聞いたことがありました。信じるも信じないも、それはその人の価値観ですね。

    王子さんが、お父さまは近くにいらっしゃると感じられるのと同じように、私も父はいつも私のそばにいてくれるように感じています。悩むことがあると「パパ、私はどうしたらいいの?」とよく訊いています。

    介護の先の死、そこを思いながら母をみていこうと思います。

    母の介護をしながら、最近は、自分自身の死についても考えるようになりました。

    • コメありがとうございます。

      おそらく行動する人に信じる信じないはないのでしょう。
      信じているからこそ行動するのでしょうね。

      考えた方を少し仏教的に
      人は亡くなると(本来は亡くならずしても)悟りというものをつかむために お釈迦様の弟子入りして修行します。いわゆる、未完成なのです。

      自分に置き換えて 
      仮に寝たきりになって何もできない状況で、自分に子孫や親しい人にお願い事や救いを求められたらどうでしょう?

      これが
      相手に思いやりだと思います。
      生きている人は ただただ 亡くなった人のご冥福(幸せ)を祈ることしかできないのです。

      よって
      一日も早く お父様が成仏できるよう この世での未練を無くしてあげることだと
      僕は思います。

      人の死は 常に表裏一体
      当然考えておかしくないと思います。
      本中記載あるよう死を考えさえてくれる場として恐山があるように 身近な方の死は、 自分自身が死というもを再確認させてくれるものだと。

      ちおちおさんの幸せとお父様のご冥福を遠方よりお祈り申し上げます。

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